2005年 カトリック宮前町教会  (函館市)
計画の特徴
異国情緒にあふれ、様々な外国文化を受け入れきた函館において、教会は市民の身近な存在であり、また都市のランドマークでもある。100年前からこの敷地に二代の教会が存在した。
しかし残念ながらそれぞれ二つの教会は人間よりも寿命が短く、個人の記憶に成りえても、都市の記憶には成りえなかった。今回の計画の特徴は、この教会を都市の記憶として刻み込むことである。その条件は二つ考えられる。躯体を風化から守り耐久性を高め、この建築を都市に永く根づかせること。また「教会は様々な人が集い語らう場である」という原点に立ち戻り、市民に親しまれ愛される場をつくることと考えた。