housing k

2003年 上北沢の共同住宅(東京都)

転用できる共同住宅

都市型狭小地におけるSOHO住宅の提案である。東京中心部の地価は依然として高価であり住宅事情は貧しさから脱出できない。今回計画では、住宅を個人的に住むだけでなく、社会的な場所に転用できるように計画している。個人オフィス、スタジオ、教室等に利用しながらそこに住む。住宅購入者は、住宅を2重に利用することにより、高い分譲価格の負担を軽減し、有効に住宅を利用することができる。

これが今回計画のねらいである。住戸内部は、ドメスティックな要素を全て可動パーティションで隠せるように計画している。又、個室境壁も可動とし、利用目的にフレキシブルに対応できるようにしている。

外観の計画も、都市に生活観がでないように配慮している。